はじめまして。埼玉県熊谷市で小さな塾をしている大島真一と申します。

私の始めたいプロジェクトは「中学生に勉強の自由を！」と称する、高校受験に必要な主要五科目の教材(問題集)をサーバーに保存して、誰でも無料で何回でもダウンロードして印刷出来る事を可能にしたいと考えています。

〈塾を始めたきっかけ〉

新聞などの記事で「東大生の親の平均年収は一千万円以上」と知ったのがきっかけでした。もちろん、現在の世界では幸福への道に学歴はどんどんと無縁になっていっているとは思いますが、それでも勉強をする機会が平等にあるとは思えません。

本来義務教育期間に於いて、公立中学に通っていれば習熟度合のみで高校の選択肢は決まってきました。しかしながら、地域差も大きいとは思いますが現在の公立中学の指導のみでは、学習塾を併用しなければ公立高校の受験さえも難しい状況です。公立中学職員の負担が問題視されている中、学習塾併用前提の受験では、これから益々家庭の金銭事情が子供たちの勉強を左右してしまうのではないか、そう考えて「多分日本で一番授業料が安いんじゃないか」と思う学習塾を開業したのです。

〈このプロジェクトを思い立った訳〉

家庭の負担を出来るだけ減らしたい、そう思って始めた塾ですが、小さな田舎町の塾だと不安視されたりします。安いから効果ないのじゃないか、入塾したらあれこれ理由つけて教材費とか取られるのじゃないか、やはり勉強にはお金がかかるという常識じゃない当たり前がまかり通っています。始めてから三年が過ぎ「自身が食べていける商売」と考える事が辛くなってきてしまいました。何故なら、なんで義務教育期間の勉強にお金がかからなくてはいけないのかと考えてしまうからなのです。授業料が安くても中には「月々の支払いが難しいから辞めます」と言う親もいます。「今月親の給料が安かったから模試が受けられません」と言う生徒もいました。高校受験に必要な勉強は反復練習、今では解説さえしない「授業をしない塾」というのも増えてきました。だったら、何度でも何度でも反復出来る程の問題集が無料だったら、みんなが平等なチャンスを得られるのではないかと思ったのです。

〈中期目標は塾なんてぶっ壊せ？〉

今まで不登校の生徒とも何人も出会ってきました。話を聞いていると今の中学では学校に行かないという選択肢もありだなと私も思ってしまう事も多いです。でも高校に行きたいのなら勉強しなくてはいけないのに、その方法が分からないと言う生徒が多いです。本屋に行って参考書を探しても、帯に短し襷に長しといった塩梅で何冊も揃えなくてはいけない。教育はビジネスだからしょうがないという常識が、実は多感な中学生を傷つけていたりするのです。

親に頼み込んで行かせてもらった塾も、結局はプリントを渡されるだけ。だったら塾なんて要らないのではないか？。それが無料でみんなが選べる選択肢なら、日本はもっと良くなるのではないでしょうか。

〈夢は広がります〉

学校に行く行かない、その選択肢に勉強が理由になる事が無い。これは日本の中学生が勉強の自由を得る事になります。世界に目を向ければ、地域的や金銭的な理由で学校に行けない子供も勉強は出来ます。

勉強なんてしなくてもこれからは大丈夫、そう言う人もいます。でも、義務教育期間の主要五科目は良く出来ているもので、国語は人の心が分かる心を養うもの。数学は世の中を様々な角度から見る視野を広げるもの。理科全般と社会の地理公民は生きる為の知恵であり、社会の歴史は先人の行動心理学が学べます。そして英語は世界を開く鍵になります。どんなスポーツにも基礎体力が必要なように、15歳までのその後の人生の蓄えとして捉えたら、勉強はとても面白いのです。

問題集にはもちろん、解答解説があるのですが、特に対人での解説を求められる数学の図形分野に関しては、SHOWROOMなどでの配信も考えています。まだまだ荒削りな企画ですが、支援者皆様と作り上げるスタンスを続けていきたいと思います。ご支援、宜しくお願い致します。