現在の支援総額
76,200円
目標金額 1,000,000円
残り
終了
サポーター
17人
このプロジェクトは、目標金額を達成しなくても、2021/05/23 23:59までに集まった金額から手数料を差し引いた額がプランナーに振り込まれます(All-In方式)
《はじめに》
「ブレイルフレンド(brailleFriend)」は、点字や点字楽譜をモチーフに、色や素材をアレンジしたアート作品です。
(「ブレイル」は英語で点字のこと)
「自分らしさは気付いた回数」をコンセプトに、目が見える見えない関係なく、どんな人も一緒に楽むことができます。
ブレイルフレンドの「絵本(作品集)」を作りました。
イラストとして見るだけでなく、点字の凸に触ったり読み聞かせをしたり、音符を演奏したり、ひとりでもみんなでも楽しめる絵本です。
《自己紹介》
ブレイルフレンドリープロジェクトという活動をしている加藤英理です。
熊本県を拠点に、作品展や点字体験ワークショップなどを各地で開催しています。
また、熊本地震や令和2年7月豪雨の復興支援としてチャリティ企画や被災地とコラボしたグッズ販売を行っています。
《「ブレイルフレンド」を始めたきっかけ》
私は楽器の演奏が趣味で、数年前まで市民楽団に参加して、各地の病院などを訪問してコンサートをしていました。
その訪問先の熊本県立盲学校での演奏中のことです。
楽器を紹介する場面で何年も「見ての通りです」と説明していたことに気付き、自分の無神経さ、配慮の無さにショックでした。
そして、目の不自由な人はどうやって情報や譜面を【見る】のだろうと考えたことが、点字に出会うきっかけになりました。
その後、点字を独学で勉強していたとき、たまたま持っていた色鉛筆で●(凸)を書いてみたら、赤やピンクのカラフルなドット柄になりました。
とてもかわいいデザインになったので、それまでどこかよそよそしかった点字に一気に親しみを持ちました。
(本物の点字用紙は、白紙に無数の凸がついているだけなのです)
目の不自由な人をサポートするために点字を勉強することはもちろん、一般の人に対して身近に感じてもらう機会を作ることも必要なのでは?と思いました。
私のように、毎年盲学校を訪問していても「見ての通り」と言うのですから。
《どうして点字の「楽譜」なの?》
点字に出会ったきっかけが、音楽(盲学校での演奏)だったからです。
盲学校の生徒さんと合奏は、とても楽しい時間でした。
また、楽譜は世界共通なので、外国の人とも一緒に楽しむことができます。
《絵本「ブレイルフレンドコンサート」を作るきっかけ》
絵本を作るきっかけは、視覚障害者の女性からメッセージをいただいたことです。
「私は視覚障害者だが、子供は目が見える。
絵本の読み聞かせをヘルパーさんに頼んだが、子供が『ママに読んでほしい』と言って聞かなかった。
そこで、独学で点字を勉強したり、ヘルパーさんが朗読したものを録音し暗記して、なんとか対応した。
けれど子供が成長するにつれて『黒い犬がいるね』『メロンのロは四角(□)だね』など、視覚的なことを言われると、さすがに分からなかった。
一生懸命子供が絵のことを話すのを、理解してあげられないことが、申し訳なくて悲しかった」
と、話してくださいました。
私は、子供と一緒に絵本が読めない悲しみがあることを初めて知りました。
そしてこれは、社会からも気付かれにくいだろうと、孤独感を感じました。
ブレイルフレンドが、彼女の悲しみや孤独感にどれほど寄り添えるのか分かりませんが、制作した絵本では、どなたでも一緒に読めるよう、思い付く限りの工夫をしました。
漢字にフリガナをつけたり、白黒反転(ロービジョンの方が見やすいよう)にしたり、ホームページに本文を載せて音声読み上げ機能に対応しています。
《絵本の内容》
右ページ:「Happy birthday to you」のメロディと同じ位置にテントウムシが並んでいます。
左ページ:曲の紹介文と、元になった楽譜を乗せています。
○収録曲
・キラキラ星
・ねこふんじゃった
・Happy birthday to you
・Beautifuldreamer(夢路より)
・Aura Lee(オーラ リー)
↓読み聞かせ動画
↓絵本の本文・作品・音源(メロディ)を確認できます。
〇巻末付録
「身近にある点字」を紹介しています。
すべてブレイルフレンドの活動をする中で、私が経験したことを元にしています。
ふりかけの「ゆかり」に、点字がついていることをワークショップなどで紹介したところ、参加された親子から、
「帰宅して、キッチンにある『ゆかり』を見たら本当に点字がついていた。
子供と一緒に驚いて点字に触ったり、なんて書いてあるのか調べたり、楽しかった」
と、連絡いただいたことがあります。
何気ない日常にも発見があり、こういう経験をした子供は、自然と点字や視覚障害に興味を持ってくれると思います。
補助金で絵本を500冊作ったのですが、事情により補助金が使えないことになりました。
印刷会社からは納品してもらっているため、支払いをしなくてはいけません。
つきましては、5月中に制作費用85万円を調達したいです。
ご興味がある方は購入もしくは、お知り合いに紹介していただけませんでしょうか。
《資金の使い道》
・絵本の印刷(点字の凸凸加工)、製本:85万円
・諸経費(郵送など)
・クラウドファンディング手数料
《ブレイルフレンドのこれから》
ブレイルフレンドの作品や点字に触れた方からは、「点字や視覚障害について知るきっかけになった」と感想をいただいています。
特に、「なんとなく大変そう」というイメージだけではなく、触れて情報(文字や音符)を読むという、独特な世界があることに驚かれます。
一方で、子供に絵本を読み聞かせできない悲しみもあります。
私は、それを知ってしまったからには無視することはできないし、作家として表現しないわけにはいかないのです。
今回の補助金の件は思いがけないことで、はじめは困惑しましたが、今は点字や視覚障害について多くの人に知ってもらうチャンスだと思っています。
なお、次回作の予定があり、熊本県芸術文化振興会から助成金をいただいています。
古典「虫愛ずる姫」をモチーフに、多様性や物事の本質を見極めることの大切さを問う内容です。
次回作のためにも、絵本「ブレイルフレンドコンサート」の購入にご協力お願いいたします。
【販売責任者】
加藤英理
【所在地】
お取引において開示要求があった場合速やかにお答えさせて頂きます。
【お問合せ先】
お問い合わせは下記のURLのメッセージからご連絡ください。
https://cf.fany.lol/users/message/view/56495
【返品期限】
不良品、発送品間違いの場合は無料で交換させていただきます。到着日から7日以内に上記問い合わせ先へご連絡ください。それ以上経過しますと返品をお受け出来ない場合がございます。※サポーターのご都合によるキャンセル・返品・交換はお受けできません。
【返品送料】
不良品、発送商品間違いの場合、着払いにて対応いたします。
1件のサポーターと2件のプロジェクトオーナーになっています。
「ブレイルフレンドリープロジェクト」という活動をしています。 ※ブレイル(braille)は、英語で「点字」のことです。 目の不自由な人が指で触れて読む点字や点字楽譜をモチーフにしたアート作品「ブレイルフレンド」を制作したり、点字体験ワークショップを開催したり、点字モチーフのグッズ販売をしています。
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