岩手の若者に僕たちがプロデュースしたホンモノの日本酒『んだからさ』の味を届けたい
およそ350年続く南部杜氏の歴史において初の女性南部杜氏である小野裕美氏(紫波酒造)と
世界的インダストリアルデザイナー新立明夫氏が手掛けた
日本酒『んだからさ(特別純米)』を日本酒初心者である岩手の若者に無料で味わってもらうためのプロジェクト。
現在の支援総額
563,900円
目標金額 500,000円
残り
終了
サポーター
57人
このプロジェクトは、目標金額を達成しなくても、2024/09/20 23:59までに集まった金額から手数料を差し引いた額がプランナーに振り込まれます(All-In方式)
※くまがい(左)、たもん(右)
岩手県住みます芸人のアンダーエイジです!
僕らが28歳だった2011年の5月に活動拠点を東京から岩手県に移し今年で14年目、42歳です。
※2011年移住当時
気付けば中年です。「アンダーエイジです」と名乗るのが段々恥ずかしくなってきました。
※2024年4月
思い返せば、住み始める前までの岩手の印象は「わんこそば」や「盛岡冷麺」くらいしかありませんでした。
※移住当時(わんこそば)
正直、1年間くらい住んで活動すれば、東京に戻ってから何かしらのエピソードトークができるだろうくらいにしか思っていませんでした。
それがなぜこんなに住んじゃってしまっているのか。
※岩手銀行赤レンガ館
岩手の県民性を一言で言えば「謙虚な力持ち」です。
それゆえに、実力主義の格好良さもある反面「P R下手」とも言われます。
しかし、そこが岩手県の最大の魅力なのかもしれません。
※盛岡市 肴町商店街
住み始めてから今日に至るまで、この地のポテンシャルの高さ、魅力の多彩さに日々驚かされるのです。「あえてP Rせずに隠してたんですか」と疑うほどです。
一向に飽きさせてくれません。
そして、それらの魅力に当の岩手県民はほとんど気付かずに暮らしていることにも驚きでした。
※岩山展望台
そんな数々の驚きの中の一つが「岩手の日本酒」でした。
※岩手の日本酒
僕らが20代で安酒しか飲んだことがなかった頃、日本酒といえばだらしなく酔い潰れるための劇薬くらいのイメージしかありませんでした。
飲み会の終盤くらいに「そろそろこれいきますか」と安い一升瓶が出てきて、みんなでしっかりだらしなく酔い潰れていました。
ちゃんと味わって飲んだことがなかったのです。
そもそも安酒ばかりで、ホンモノの日本酒を飲んだことがありませんでした。
※20代の二人
岩手に住み始めた頃、勉強のためにと飲んだ地酒の美味しさには驚愕しました。
一口飲んだ瞬間、フルーティーで上品な香りがパーンと弾けたような感覚があったのです。
まさに洗練された味わいがありました。
その後、「南部杜氏」という耳慣れないワードに辿り着き、気になって調べてみたら岩手の日本酒における輝かしい歴史の存在を知り「またやられた」と呆れました。
※南部杜氏発祥の碑
そこで、岩手愛溢れる方々、日本酒愛溢れる方々と一緒に岩手の日本酒を盛り上げたいと思ったのです。
そして、岩手の若者にはホンモノの日本酒を飲んでほしいと思ったのです。
「杜氏」とは酒蔵における酒造りのリーダーです。約350年の歴史を持つ南部流の酒造り技術を習得した杜氏を「南部杜氏」と言います。
南部杜氏は全国各地で今なお活躍している日本最大の酒造り集団です。
※南部杜氏伝承館外観
近年、多様な生活環境の変化により全国的に若者のアルコール離れが進んでいます。
「南部杜氏」の郷である岩手県においても同様です。
それに反して、2013年に「和食」が世界文化遺産に登録されてから海外の日本酒人気は年々増加しています。
日本酒は世界に誇る日本の伝統文化です。
それはつまり世界に誇る岩手の伝統文化とも言えます。
※南部杜氏伝承館内観
本来、めちゃくちゃ自慢したいことです。
しかし、やはり岩手の県民性からなのか自慢する人はほとんどいません。
その結果、日本酒を飲んだことがないという20代の若者が増えているという話を岩手県酒造組合さんから伺いました。
※岩手県酒造組合 参事・菅沼淳さん
輝かしい岩手の日本酒文化が継承されていないことの寂しさ、さらに「こんなに美味しいのに勿体無い」という日本酒好きの僕個人としても大きな寂しさを感じました。
※盛岡市 鍵屋酒店で角打ちする二人
これから岩手を離れ、県外や海外に羽ばたく可能性の高い若者にとって岩手の日本酒は地元を自慢するための大きな武器になります。
「これが岩手の日本酒だ!」と大きな声で自慢してほしいのです。
そんな僕らの思いに共感していただいた紫波町の紫波酒造さんにご協力いただき、一緒に日本酒づくりに参加させていただきました。
当然、日本酒の原料となる米作りからです。
※田植えの様子
※草刈りの様子
※たわわに実った稲穂
※稲刈りの様子
長い南部杜氏の歴史で初の女性南部杜氏である小野裕美さんを中心とした紫波酒造での酒造りは非常にアットホームであり、寒い岩手の冬でも常に温かい雰囲気がありました。
※酒蔵の様子
日本酒造りは米の種類やその年の出来、麹菌、温度調節などによって味がガラリと変わる繊細な作業です。
さらに小野杜氏は「酸基醴酛(さんきあまざけもと)」という製法で酒造りに取り組んでいます。
※小野裕美杜氏
日本酒好きでも聞いたことがない方が多いと思います。
全国にある1400以上の酒蔵のなかでもこの「酸基醴酛」を採用している蔵は数件しかありません。
単に雑菌を消すために「乳酸」を加えるのではなく、「乳酸菌」を加えることで雑菌を消すこと以外にも、生成されたアミノ酸等によって酒の旨みや深みが増すとされています。
培養された乳酸菌を加える製法が「酸基醴酛」です。
「冷やでおにぎりの甘み、燗で炊き立てのご飯の旨みと冴え」を目指した小野杜氏だからこそ辿り着いた製法です。
※酒造りに取り組む小野杜氏
今回我々が一緒に造らせていただいた『んだからさ(特別純米)』は滝沢市産の酒米「ぎんおとめ」の精米歩合60%と紫波町にある東根山の伏流水を使用しています。
香りと旨みのバランスの取れたホンモノの日本酒です。
※三段仕込みに取り組むアンダーエイジ①
※三段仕込みに取り組むアンダーエイジ②
※三段仕込みに取り組むアンダーエイジ③
さらに『んだからさ(特別純米)』は1年間熟成させたことにより、酸味がまろやかになりよりお米の旨みを感じられるお酒に仕上がりました。
これも酸基醴酛だからこそです。
※試飲するアンダーエイジ
小野杜氏のおすすめは燗で、チーズや味噌などを使った料理と合わせると相性抜群だそうです。
そして、ラベルデザインはスクーデリア・フェラーリや旅客機のファーストクラスの空間デザインなど手掛ける世界的なインダストリアルデザイナー新立明夫氏に作成していただきました。
※オンライン会議での新立明夫さん
※酒蔵を見学する新立さん
『んだからさ(特別純米)』はまさに世界に誇るホンモノの作品として完成しました。
※完成品
この『んだからさ(特別純米)』をぜひ岩手の若者に飲んでほしいのです。
ただ、自分自身の20代の頃と同様に、経済的にもなかなかホンモノの日本酒には手が出ず、安酒で済ませてしまいがちであることは今の若者にも言えることかと思います。
そこで、皆様のお力をお貸しいただきたいのです。
皆様に応援していただいた資金を運営費として、若者に無料で『んだからさ(特別純米)』を飲めるようなイベントを企画したいのです。
まずは、盛岡市材木町で毎週土曜日に開催される路上買い物市の『よ市』のなかでイベントを実施したいと思います。
※盛岡市材木町 よ市の様子
我々の活動に協力してくださる飲食店『Qzo』さんと一緒に25歳以下の若者に無料で『んだからさ(特別純米)』を提供致します。
また、ステージイベントとしてゲストを交えたトークライブも実施致します。
『よ市』以外にも県内の日本酒関連イベントに積極参加する予定です。
イベント展開は『よ市』が開催される11月最終週まで実施します。
その間に5〜6回イベントを開催します。
1回のイベントにつき『んだからさ(特別純米)』の四合びん720mlを15〜20本分無料提供したいと考えています。
そのための運営費を岩手愛溢れる方、日本酒愛溢れる方にぜひ応援していただきたいと思っています。
イベントの詳細な日時については、活動報告内でお知らせします。
さらに、『んだからさ』は特別純米に加え、『んだからさ(純米大吟醸)』も造らせていただきました。
『んだからさ(純米大吟醸)』は紫波町産の最高級酒米「結の香」の精米歩合40%を使用しています。
酸基醴酛に加え、「斗瓶取り」という機械に頼らない昔ながらの搾り方で一雫ずつ丁寧に搾られた極上の日本酒です。
本来、市場には出回らず品評会等に出されるお酒です。
※斗瓶どりを行う小野杜氏①
※斗瓶どりを行う小野杜氏②
※時間をかけて火入れを行う小野杜氏
ラベルには一関市の伝統工芸品である「東山(とうざん)和紙」を使用しています。
さらに木箱は岩手県産杉を使用し、蓋を開けると岩手の優しい木の香りが広がります。
※香りを確認する新立さん
そしてその蓋はそのまま枡としてもご利用できるユニークなデザインとなっています。
『んだからさ(純米大吟醸)』は極上のお酒を堪能しながら極上のデザインを楽しむことができる、限定99本だけのオール岩手の作品です。
銘柄の『んだからさ』は岩手弁で「そう、そう」や「わかる、わかる」という意味で、相手の言葉に賛同する際に使われる言葉です。
「このラベルかっこいいね!」
「んだからさ!」
「岩手の日本酒美味しい!」
「んだからさ!」
こんな会話を岩手の若者にしてもらえたら最高です。
ぜひ、応援よろしくお願いします!
・紫波酒造店 http://www.shiwa-shuzoten.com/
・許認可番号 8400001015742
・管理者(代表者) 田中文悟
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■プロジェクト実施前及び実施中に上記に反する事態が発生した場合、いつでもプロジェクトの実行を中止することができ、プランナーは一切の責任を負担しません。
■リターンについて二次利用の目的や、有料イベント、PR目的での配信・イベント・番組などでの使用は基本NGとします。
■参加する権利の転売や譲渡は禁止とさせていただきます。支援したご本人のみが参加できます。
【販売責任者】
株式会社紫波酒造店
【所在地】
岩手県紫波郡紫波町宮手字泉屋敷2-4
【お問合せ先】
お問い合わせは下記のURLのメッセージからご連絡ください。
https://cf.fany.lol/users/message/view/138592
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くまがい(写真・左・岩手県花巻市出身)、たもん(写真・右・山形県山形市出身) 東京NSC11期生。2007年にコンビ結成。 2011年5月から「岩手県住みます芸人」として活動をスタートさせる。 10年以上にわたり、岩手の文化や歴史、人に触れたことですっかり岩手色に染まる。 大好きな岩手のために何ができるのか、日々模索中。
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残り: 制限なし
イベント運営に参加できる券+『んだからさ(特別純米)720ml』+感謝のお手紙
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お届け予定日
2024年10月
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