現在の支援総額
17,468,000円
目標金額 10,000,000円
残り
終了
サポーター
1971人
このプロジェクトは、目標金額を達成しなくても、2019/03/12 23:59までに集まった金額から手数料を差し引いた額がプランナーに振り込まれます(All-In方式)
私たち、一般社団法人xDiversity(クロス・ダイバーシティ)は、先天性四肢欠損で知られる乙武洋匡氏が最新鋭の技術を搭載した義足を用いて歩行に挑戦する『OTOTAKE PROJECT』に取り組んでいます。
一般社団法人xDiversityは、科学技術振興機構 CREST xDiversityプロジェクト*で研究されたAI技術の個人最適化技術と空間視聴触覚技術の統合に関する研究の社会実装の役割を担った法人です。この中で、ソニーコンピュータサイエンス研究所の遠藤謙が中心に行ってきたロボット技術を用いた義足を今回の挑戦に使用します。
生まれつき四肢が欠損している乙武氏にはこれまで二足歩行をした経験がありません。また、両足だけでなく両手も欠損しているため、杖をつくこともできなければ、転んだ際に手をつくこともできません。その恐怖心たるや健常者には計り知れないものがあるものと思います。
また、義足に関しても技術的な課題点がたくさんあります。乙武氏は両脚大腿部以下、つまり両膝がありません。一般的な義足はバネやダンパなどの受動的なもののみで作られており、膝をアクティブに伸ばす動きができません。片足だけが義足であれば健足で補えるのですが、乙武氏は両膝がないため、一般的な義足ではかなり動きが制限されます。そこで、今回使用するロボット技術を用いた義足で今後様々な動きができるようになるのではと考えています。しかし、そんな四肢欠損の方は世の中におらず、非常に難易度の高いチャレンジと言えます。
それでも乙武氏はこのプロジェクトに賛同し、チャレンジすることを決意してくれました。それは自分自身の「歩いてみたい」という好奇心に加え、このプロジェクトが成功し、多くの方に周知されることで、これまで歩くことを諦めてきた障害者の方に「自分も歩けるようになるかもしれない」という希望を与えることができるのではないかという思いからです。
このプロジェクトは昨年11月に発表され、『ワイドナショー』(フジテレビ系)など各種メディアでも取り上げられました。それ以来、多くの方から「感動した」「勇気をもらった」といった声を寄せていただいていますが、私たちプロジェクトメンバーがみなさんにお届けしたいと思っているのは感動ではありません。夢です。
このプロジェクトには乙武氏のみならず、技術者、研究者、デザイナー、理学療法士などが参加しておりますが、メンバーそれぞれが四肢のない乙武氏の二足歩行を実現しようとワクワクしながら取り組んでいます。このワクワクをぜひみなさんと共有し、みなさんと一緒にこのプロジェクトを進めていきたいと思っています。
そうした思いを込めて、このたびクラウドファンディングを立ち上げさせていただきました。みなさまにご支援いただいた資金は、本プロジェクトの周知活動も含めた活動費とさせていただきます。
ご支援のほど、よろしくお願い致します。一緒に夢を見ましょう!!
*JST CREST「イノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化(研究総括:栄藤 稔)」 研究課題「計算機によって多様性を実現する社会に向けた超AI基盤に基づく空間視聴触覚技術の社会実装(研究代表者:落合陽一 )」
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