西野亮廣さんに光る絵本展inエッフェル塔で着てもらう着物をパリに持って行きたい!
以前、イベントで西野さんに直接お会いしてお話した時に
「着物はいいよね。特に海外に行った時には着物を着たい」とおっしゃいました。
「光る絵本展inエッフェル塔」開催の発表を聞いた時、この事を思い出し、パリまで西野さんのために製作した着物を持って行こう!と決意しました。
今回は、そのためのフランス行きの費用を支援していただきたく、初めてクラウドファンディングに挑戦します。
現在の支援総額
233,080円
目標金額 126,500円
残り
終了
サポーター
61人
このプロジェクトは、目標金額を達成しなくても、2019/10/25 23:59までに集まった金額から手数料を差し引いた額がプランナーに振り込まれます(All-In方式)
この度は、本企画にご興味持っていただいてありがとうございます。
着物染織作家の大久保有花と申します。
なぜ、この企画を立ち上げたのかの経緯を少し書きます。
私の仕事は、植物で糸を染めて、現代では数少なくなった原始的な織り機(地機)で着物を織っています。100%手仕事のものづくりです。
重要無形文化財の本場結城紬の織り子を経て、4年前に独立しました。
つくっている着物は「野の絢紬(ののあやつむぎ)」と言います。絹織物ですが、特殊な糸を使っています。
真綿(繭を広げて綿にしたもの)から手で引いて、撚りをかけずに唾で繊維をまとめて糸にします。
これは結城紬と同じ伝統的な糸の取り方で、この真綿糸で織った布は軽くて温かいという特徴があります。
一見、コットン(木綿)のようにみえるマットな質感ですが、原材料はシルク(絹)なので、控えめな光沢があります。
着れば着るほど布がこなれて、肌触りがますます良くなり、光沢も増します。
新品よりも着古した布の方が価値が出る「育つ」珍しい布です。
この真綿糸は、撚りをかけていないため大変毛羽立ちやすく、何度も小麦粉の糊をつけることでようやく機織りできる状態にもっていきます。
織りあがった後に糊を抜くと糸が綿状にふんわりと戻り、軽くて温かい独特な風合いになります。
織っている過程で糸が毛羽立ち切れやすく、扱いが難しいため、機械は導入できず量産できません。
経(たて)糸のテンションを身体で調節できる原始的な織り機「地機(じばた)」でのみ、織り上げることができる希少価値の高い布なのです。
しかし、どんなに良いものを時間をかけてつくっても、他の職人や作家の例にもれず、手仕事のものづくりで生計を立てていくのは厳しい現実に直面しながら日々奮闘しています。
現状を打開するためのヒントが欲しくて昨年西野さんのオンラインサロンに入り、毎日の投稿の中から自分の仕事に落とし込んで学ばせていただいてます。
自分なりに今後の展開のアイデアを練っていたところに、西野さんのクラファンのリターンで「会社会議に1時間参加する権」が出されたので、思い切って購入しました。
スケジュール調整の結果、今年3月に会社会議のため、工房兼自宅まで西野さんが来てくださいました。
その時の様子がコチラ↓
https://www.facebook.com/100002173096028/posts/2108576932558056?sfns=mo
すごく的確なアドバイスをいただいて、やるべきことの優先順位も示していただいたので、一朝一夕には物事は進みませんが、今はそれをひとつずつ達成するために動いています。
私の仕事の現場も見ていただいた上で、「私の織った着物を着ていただけませんか?」とお伺いしたところ、「着る!」と快諾してくださいました。
その後、直接西野さんに会えるイベントに参加して「エッフェル塔に着物を持って行きます」とご報告したら「嬉しい!」のお返事。
もう、後には引けません。
これで、本当に持っていかなければならなくなりました。
布のサンプルをお見せしてご希望の色は、グレーと決まり、今、パリの展覧会に間に合うように必死で織っています。
正直なところ、今、フランスに行く経済的な余裕は一切ありません。
ただ、自分の製作した着物を西野さんに着ていただける機会など、そうそうあるわけではありません。
実際に着てみて初めて、軽さ、温かさ、質感を体感し、真価がわかる着物なので、着て体感していただくことが重要です。
そして、パリ行きの計画を立てている段階で、せっかくパリまで行くのであれば物見遊山で終わりたくない、と思うようになりました。
作家としてのステップアップで、来年パリでの作品展開催を視野に入れて、ギャラリーの視察・下見もすることにしました。
一緒に作品展をしたい作家仲間もトントン拍子で決まりました。
どうか、次への挑戦の応援の意味も込めて、フランスの渡航費用のご支援をお願い申し上げます。
渡航費用明細は以下のとおりです。
航空チケット代(往復・エアチャイナ) 約8万円
パリ宿泊費(アパルトマン・5泊)3万円
シルクハット手数料(15%)1万6,500円
合計12万6,500円
もし、渡航費用以上のご支援が集まった場合は、フランス内での交通費、着物製作費原価(原材料・仕立て代)約22万円(人件費含まず)に充当させていただきます。
思いの丈を綴らせていただきました。
長文、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【2019.9.28 追記】
多くの皆さまのお陰で、渡航費用100%達成いたしました!!
本当にほんとうに、ありがとうございます!!
感謝しかありませんm(_ _)m
プロジェクト立上げ3日目という早い段階で達成させていただいたので、
着物製作費原価を含めた高みをセカンドゴールにさせていただきます!
全部含めると200%超え💦💦💦
行けるところまで、いかせてくださいm(_ _)m
引き続き、よろしくお願いいたします。
【2019.10.21 追記】
無事に着物一式、揃いました。
着物が織り上がってから仕立てに出している間に、急遽思い立って、帯も織ってみました。
半衿も草木染めしましたので、すべて自然の色をいただいての秋コーデに仕上がりました。
パリ街に似合うシックな装いになります。
明日の夜に、いよいよ出発します。
着付に必要な小物や草履の他、もしかしたら外も歩かれるかも?を想定してコートも準備しました。
それらを揃えるために、最初に考えていた以上にお金もかかってしまいました。
引き続き、セカンドゴール200%を目指してご支援のほど、よろしくお願いしますm(_ _)m
【2019.10.25 追記】
パリに無事到着しています。
いよいよ今夜のレセプションパーティーで着ていただくことが叶います。
マネージャーさんとも連絡がとれ、現実感がでてきました。
本日このプロジェクト最終日。
最後のひと押しを、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
【所在地】
お取引において開示要求があった場合速やかにお答えさせて頂きます。
【お問合せ先】
お問い合わせは下記のURLのメッセージからご連絡ください。
https://cf.fany.lol/users/message/view/276
【返品期限】
不良品、発送品間違いの場合は無料で交換させていただきます。到着日から7日以内に上記問い合わせ先へご連絡ください。それ以上経過しますと返品をお受け出来ない場合がございます。※サポーターのご都合によるキャンセル・返品・交換はお受けできません。
【返品送料】
不良品、発送商品間違いの場合、着払いにて対応いたします。
45件のサポーターと1件のプロジェクトオーナーになっています。
着物染織作家・衣の織 主宰・手しごとや 店主・きものラウンジ 代表。 普段着として着物を着てみたいという憧れから、本場結城紬(国の重要無形文化財)の織り子として6年間従事する。 その後世界的に活躍する舞台演出家のマネージャーや公共劇場勤務をしたものの、自然と共存する手仕事への想いが募り、染織の仕事に復帰することを決意。2015年独立。 糸に優しく風合の良い布が織れる原始的な「地機織り」にこだわり、“天然繊維”、“草木染”、“手織り”の自然と調和し、身体に心地よい着物づくりをしてる。
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